2007年11月26日

APOCALYPTICA / WORLDS COLLIDE

フィンランド・チェロ・メタル軍団の再強襲が始まる!
ワールズ・コライド・スペシャル・エディション(DVD付)
ワールズ・コライド・スペシャル・エディション(DVD付)
  • アーチスト: アポカリプティカ
  • 価格: ¥ 3,024
  • 発売日: 2007/09/26

 フィンランド産チェロ・メタルバンドの6thアルバム。チェロ三重奏とDsに加えて,布袋寅泰やSLAYERのDave Lombardo,LACUNA COILのCristina Scabbiaら多くのゲスト・プレイヤーが参加しています。
 もともとはMETALLICAの楽曲をチェロ四重奏でカヴァーしていたバンドのようですが,今作は殆どがオリジナル作品の模様。以前から関心はあって聴いてみたいバンドではあったのですが,機を逸し続けて聴くのは今作が初めてとなります。満を持して,いざ聴いてみるとすっかりその独特の世界観の虜となってしまいました。想像していたよりもずっとHM,というよりもこれはHM以外の何物でもありません。チェロ三重奏による演奏に説得力があり,独自の雰囲気を醸し出しています。その性質上,インストゥルメンタルが中心となるのですが,ボーナストラック含め14曲中4曲にヴォーカルが起用されています。ただ,これは楽曲としては素晴らしいものの,APOCALYPTICAとしての独自性をいささか損なっているような気もします。力量を伴ったヴォーカルであるが故に,チェロでの演奏が引き立て役にしかなっていないというのは,APOCALYPTICAとしての本質を見誤っているんじゃないのかなあ。いや,楽曲としての質は極めて高いとは思うんですけど。
 全般的に不穏で陰鬱な美麗メロディが特徴的なのだけど,個人的に特に気に入ったのは#2,#6,#7,#8,#10,#11あたり。特にSLAYERのDave Lombardoが参加している#7はギター・ソロにしか聞こえないチェロソロが凄い。スラッシュ・メタルにも似たスピード感のある曲です。また,LACUNA COILのCristina Scabbiaが参加する#10は切なさに溢れたバラード曲。#11は重厚で余韻の残る寂しさに満ちた曲ですが,後味は決して悪くない。敢えて挙げるならば一番好きな曲かな。
 今まで聴かなかったのが惜しまれるほどに自分の感性にあったバンドです。とりあえず,旧譜も極力聴いてみるつもり。まだまだHMというジャンルも様々なアプローチの余地が残っているのだと思わせる作品でした。

Track List
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2007年11月05日

BHEMOTH / THE APOSTASY

旧約聖書に眠る古の巨獣が目を醒ます…
ジ・アポスタシー
ジ・アポスタシー
  • 発売元: ビクターエンタテインメント
  • 価格: ¥ 2,520
  • 発売日: 2007/09/21

 ポーランド産エクストリーム/ブラック・メタル・バンドの8thアルバム。日本盤としてはこれが初上陸とのこと。
 エクストリーム・メタル,あるいはブラック・メタルにしても,これまでは聴く機会のない分野の音楽だったのですが,この作品に触れて案外自分の好みの類のように感じました。旧約聖書ヨブ記に記述の見える巨獣の名を冠したバンド名に相応しく,激しい暴虐の嵐と怒りの咆哮に魅了されます。VoのNergalのデス・ヴォイスも迫力満点なのですが,何よりも掃射砲を想起させるInfernoのDsに強く心惹かれます。また,クワイアや管楽器などを音楽に取り込み,荘厳で神秘的な暗黒神話を題材とした歌詞をより引き立てます。反キリスト的,あるいは異教的な雰囲気が最大の特徴といってもいいでしょう。ただ,それは安易な悪魔主義によるものではなく,宗教の美名のもとにもたらされた幾多の戦乱・悲劇に対する怒りが込められたものとなっています。
 アコースティックギターのイントロで始まる#4は中東的な主旋律が印象的な曲。冒頭の呪文の詠唱から始まる#10は短い曲ですが重厚な疾走感が非常に格好いい。#11は荒々しく蹂躙する中に垣間見える叙情的な旋律が魅力な曲。全体として劇的な展開を見せる曲が多く,邪悪でありながらも意外に聴きやすい作品となっています。
 思った以上に好みの音楽でした。その名の通り,“背徳”の甘美な味に魅了されているのかもしれません。これを機会にブラック・メタルの領域も積極的に手を出していこうと思います。

Track List
posted by 森山 樹 at 22:24| Comment(6) | TrackBack(0) | 感想

2007年10月28日

FIREWIND / BETWEEN HEAVEN AND HELL

荒々しくも美しく疾走しまくるスリリングなギター・プレイの嵐!!
若き天才ギタリスト“ガスG.”をシーンに知らしめた衝撃よ再び!!
ビトゥイーン・ヘヴン・アンド・ヘル(リイシュー)
ビトゥイーン・ヘヴン・アンド・ヘル
  • 発売元: キング
  • 価格: ¥ 2,700
  • 発売日: 2007/10/10

 ギリシア産正統派ヘヴィ・メタル・バンドの1stアルバム。2002年に発表された作品にボーナス音源追加収録し,オリジナル・アート・ワークを採用しての来日記念盤です。
 疾走感と力強さが同居した,まさに正統派ヘヴィ・メタルを標榜するに相応しい音楽性が非常に好みです。厚みのある音壁の迫力ある攻撃性がたまりません。バラードも交えながら,劇的な展開を見せる曲が満載で気分が昂揚してくるのを感じます。いささか,Gus G.のGが全面に押し出されすぎている感も否めませんが,情感豊かで魅力的なのも事実。ただ,個人的には繊細さを垣間見せながらも,本質的には強力な歌唱で魅了するStephen FredrickのVoに惹かれます。残念ながら,2ndアルバムの後に脱退した模様。勿体ないなあ。
 強力なキラーチューン#4がこの作品の白眉。スラッシュ・メタルを思わせるギターリフがたまりません。メロディアスなギターフレーズもあり,Gus G.の技術と魅力が見事に表現された曲となっています。#8の壮絶なギター・プレイも熱いです。#5と#10は美しいギター・インストゥルメンタル。やはり,Gus G.いてこそのバンドなのか。他にも#1,#2,#6あたりもいいですね。哀しみに満ちたバラード曲#12も感動的。情感豊かに歌い上げるStephen Fredrickの歌唱が最高です。
 実はこれまで聞いていなかったバンドだったのですが,こんなにいいとは思わなかった。あんまりGが全面に押し出されたバンドって好みではないのですが,ここまでやってくれれば逆に満足。美しさと力強さが同居した素晴らしい作品でした。

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posted by 森山 樹 at 23:16| Comment(6) | TrackBack(0) | 感想

2007年10月24日

PRIMAL FEAR / NEW RELIGION

決してブレない!! 頑固なまでに守り抜く正統派王道メタルの極み!!
絶対的な存在感を誇示する,バンド史上屈指の新教典に対峙せよ!!
ニュー・レリジョン
ニュー・レリジョン
  • アーチスト: プライマル・フィア
  • 発売元: キング
  • 価格: ¥ 2,700
  • 発売日: 2007/09/26

 ドイツ産正統派へヴィ・メタル・バンドの7thアルバム。EPICAのSimone SimonsとALLEN-LANDEのMagnus Karlssonがゲストとして参加しています。また,アルバム制作過程でGのTom Naumannが脱退し,Henny Wolterが復帰した模様。
 ジャーマン・メタル好きを標榜しながら,このPRIMAL FEARをまともに聞くのは今作が初めて。当初の印象通り剛直な雰囲気を醸し出しながらも,思った以上にメロディアスかつキャッチーな楽曲にいい意味で期待を裏切られました。疾走感のある曲も落ち着いたバラードも基本的には全てが好み。もっと早く聞いておくべきだったかも。それにしても,Ralf Schppersの強烈なハイトーン・ヴォーカルは存在感が十分。思えば,GAMMA RAYもRalf SchppersがVoをやっていた最初期のほうが好きだったものなあ。
 最も気に入っているのは,この作品のハイライトでもいうべき三部構成の#5〜#7。あまりにも劇的な旋律が非常に好み。インストゥルメンタルの#6を間に挟むことで,起伏に富んだ効果が出ています。それから,キャッチーに疾走する#2は単発の曲ということであれば,この作品の中でも一番好きです。EPICAのSimone Simonsとのデュエット曲である#3も非常に劇的で,何よりもRalf SchppersとSimone Simonsの麗しい歌声のシナジーがたまりません。他にも#10,#11,#13と好きな曲が目白押し。
 なんとなく意味もなく手を出しづらかったバンドなのだけど,こんなに自分好みだとは思わなかった。これは過去の作品にも手を出してみる必要がありそうです。やっぱ,ジャーマン・メタルって好みだわ。12月の来日公演も本気で行きたくなってきましたよ。

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2007年10月22日

NIGHTWISH / DARK PASSION PLAY

新しいヴォーカリスト,アネットの加入でナイトウィッシュ新世紀が始まった!
ダーク・パッション・プレイ
ダーク・パッション・プレイ
  • 発売元: ユニバーサル インターナショナル
  • 価格: ¥ 2,800
  • 発売日: 2007/09/26

 フィンランド産シンフォニック・へヴィ・メタル・バンドの6thアルバム。前作に伴うツアーの後,VoのTarja Turunenが解雇されたため,今作から新たにAnette Olzonが加わっています。ちなみに限定盤付属はアルバム全曲が収録されたインストゥルメンタルCDです。
 前任VoのTarjaの存在感があまりにも大きかったため,新しいVoについて非常に危惧していたのですが,それほど悪くはないなという印象。むしろ,Anetteの透明度のある歌声はTarjaのオペラティックな歌唱に比べれば,普遍性があって聴きやすくなったともいえます。ただ,#1のような壮大な曲については,Tarjaの声で聞きたかったというのが本音のところ。路線は踏襲しているものの,まったく新しいバンドとして見たほうががいいのかもしれません。それにしてもTarjaに向けられたらしい#2の歌詞はあまりにも痛々しい。いかに関係が悪化していたかがよく分かります。
 これまでに作品と比べて如実に表れているのがダークな色彩。奈落を思わせる陰鬱なメロディが主体となっています。ただし,ゴシック・メタル色ははっきりと薄くなっています。これはVoが変わったことによる影響でしょう。負の感情の発露が作品の起点になっていることは歌詞を見れば一目瞭然ですが,聴くたびに引き込まれていく哀愁漂うメロディがたまりません。このあたりはさすがにNIGHTWISHといったところ。Tuomas Holopainenの作曲力に微塵の揺るぎもありません。
個人的なお気に入り曲は#1,#2,#3,#6,#12あたり。特に冒頭3曲はたまりません。14分に及ぶ大作の#1に続く#2はMarco Hietalaのハードな歌声が印象的。#3はキャッチーなアップテンポの曲。#6はTarja在籍時の“Sleeping Sun”に匹敵する美しいバラード。途中の変調に痺れる#12は雰囲気のあるシンフォニックな曲です。他の曲も多彩な音楽性に溢れており,聴いていてあきません。
Voが変わったことによる影響は随所に見られますが,それを乗り越えての作品だけに価値があるように思います。新たなNIGHTWISHの旅立ちに相応しい作品ではないでしょうか。

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2007年10月15日

ARCH ENEMY / RISE OF THE TYRANT

 アモット兄弟率いる超強力ツイン・ギター・バンド,アーク・エネミー。傑作!入魂7thアルバム登場!!
ライズ・オブ・ザ・タイラント
ライズ・オブ・ザ・タイラント
  • アーチスト: アーク・エネミー
  • 発売元: トイズファクトリー
  • 価格: ¥ 2,520
  • 発売日: 2007/09/19

 スウェーデン産メロディック・デス・メタル・バンドの7thアルバム。2年ぶりの新譜となります。前作直後に脱退したChristopher Amottは今作から復帰。と同時に,せっかく加入したFredrik Akessonはアルバム制作に関わることなく,OPETHへと去った模様。
 紆余曲折あったものの結局は前作と同じ布陣で臨んだ今作品は強烈な破壊性と麗しい叙情性とを兼ね備えた素晴らしい仕上がりだと思う。少なくとも,個人的にはヴォーカルのAngela Gossow加入後では一番好きな作品。相変わらず,美獣Angela姐さんの咆哮は平板で不満は残るけど,慣れてしまって既に気にならなくなっている感もあります。MichaelとChristopherのAmott兄弟の慟哭のギターは魅力十分。やはりこの布陣がARCH ENEMYにとっては最強なのかもしれません。ただ,ギターの音量が大きすぎはしませんか? Daniel Erlandssonのドラムの音が埋もれてしまっている気がして残念です。
 個人的にはやはり#1,#2,#7,#8,#12あたりが好み。特に不穏な警報から始まる#1はARCH ENEMYの今までの作品を通しても一番好きな曲のひとつ。鮮烈で迫力に満ちており,破壊と叙情の両面を持つ正にARCH ENEMYの魅力が詰まった一曲です。また,#7は日本の映画「火垂るの墓」に刺激を受けて作られた作品だとか。#8は泣きのメロディに彩られたインストゥルメンタル。#12は疾走感とメロウなギター・ソロが魅力的。
 Angela Gossow加入後のARCH ENEMYはそれなりの作品を仕上げていながらも,個人的には不満が残っていました。今作はそんな不満を一掃する素晴しい出来だと思います。

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2007年09月16日

AMORPHIS / SILENT WATERS

幾千の湖面に浮かび上がる哀歌は月蝕の夜に見初められ,
いま静かなる水へと帰す。
サイレント・ウォーターズ
サイレント・ウォーターズ
  • アーチスト: アモルフィス
  • 発売元: ビクターエンタテインメント
  • 価格: ¥ 2,520
  • 発売日: 2007/08/22

 フィンランド産メロディック・デス・メタル・バンドの8thアルバムです。前作を踏襲した路線はややデスよりになっているようにも感じますが,相変わらず哀愁に満ちた美しい作品に仕上がっています。前作同様に今作もフィンランドの叙事詩カレワラを題材としていることもあって,作品全体が統一された雰囲気でまとまりがあります。クリーン・ヴォイスとデス・ヴォイスとを鮮やかに使い分けるTomi Joutsenのヴォーカルも健在。彼が加入する前のAMORPHISは聴いたことがありませんが,どうなのでしょう。今更,聴く必要もないのかな。
 全編を通じて激情と静謐,そして慟哭の嵐。オープニング・ナンバーに相応しく激しい感情が込められた#1,2に続く#3は静謐な憂いに満ちた美しい曲。タイトル・ナンバーに相応しい曲と言えます。また,壮大な雰囲気が味わえるのは#5,8。ジャケット・ワークに取り上げられている#9も,そしてそれに続くバラード調が美しい#10も素晴らしい曲。静謐の中に押し殺された激情と慟哭を感じる,あまりにもAMORPHISらしい一曲です。ボーナストラック#11は他の曲と印象は異なるけど,これはこれで格好いい。
 民族性に起因するのであろう叙情的な音楽はAMORPHISの個性として前作よりも深化したものを感じます。本質的な叙情性という表現はおかしいかしら。何はとまれ,前作と同様に,いや前作を上回る素晴らしい作品だと思います。少なくとも前作の路線が気に入った人なら楽しめるはず。そして,特筆すべきは,これもまた美しいジャケット・ワークです。作品に関わる全ての雰囲気が統一されており,興を醒めさせることがありません。

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posted by 森山 樹 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想

2007年08月29日

GALNERYUS / ONE FOR ALL-ALL FOR ONE

ONE FOR ALL-ALL FOR ONE
ONE FOR ALL-ALL FOR ONE
  • アーチスト: Galneryus
  • 発売元: バップ
  • 価格: ¥ 3,000
  • 発売日: 2007/08/22

 国産メロディック・パワー・メタル・バンドの4thアルバム。前作からB担当が変更になっています。ちなみに新たなBのYu-Toは19歳。若いなあ。
 3rdでは典型的な様式美に満ちたネオ・クラシカル要素が特徴となっていましたが,今作でも疾走感のある叙情旋律という基本線は変わっていません。ただ,へヴィな曲あり,ポップな曲ありと必ずしもネオ・クラシカル一辺倒になってはいません。メンバーチェンジがあったということ,音楽のスタイルが広がったということ,これまではなかった日本語歌詞の曲があるということ,これらを鑑みるとGALNERYUSの新たな幕開けを飾る作品といってもいいように思います。ちなみにアートワークも天野嘉孝ではなくなっています。
 今回一番目立っていたのはVoのYAMA-B。張りのあるハイトーンヴォーカルが本当に魅力的。前作とは発声を変えているように思うけれど,こちらのほうが個人的には好み。特に#2,#3あたりはお気に入りの曲。#5や#10も格好いい。日本語歌詞の導入は賛否両論あるかもしれないけれど,個人的にはまったく気になりません。何語だろうといいものはいいのです。
 バラエティ豊かで,聞いていて飽きることのない,素晴しい作品に仕上がっています。今までそれほど強い印象のなかったGALNERYUSですが,これからは個人的にも注目すべきHMバンドとなりそうです。

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2007年07月29日

陰陽座 / 魔王戴天

魔王戴天(まおうたいてん)
魔王戴天
  • アーチスト: 陰陽座
  • 発売元: キングレコード
  • 価格: ¥ 3,000
  • 発売日: 2007/07/25

 国産妖怪ヘヴィ・メタル・バンドの7thアルバム。
 初期の作品に比べて,荒削りな部分が影を潜めています。曲作りも安定していて非常にまとまりを感じるのですが,初期の荒削りな部分が些か懐かしくもあります。悪くはないけど,期待ほどではないといった感じ。もっとも『鳳翼麟瞳』以降の作品には多かれ少なかれ,そのような印象を抱いてしまうのですが。その度合いが最も大きかったのがこの作品かな,と。
 不穏な紅に彩られたジャケットが表すかのように今作では陰陽座のアグレッシブな側面に大いに焦点があてられているように感じる。#8がまさにそれを如実に表した一曲。「悪路王」や「卍」の系に列するスラッシュ・メタルを称してもおかしくないようなヘヴィな曲です。この曲に限らず,今作では叙情的な妖艶さよりも重厚さが重視されている印象。敢えて言うならば,よりヘヴィ・メタルらしくなったというか。#4もスラッシュなリフが目立つよね。
 個人的なお気に入りは#4,#8に加えて,#5,#7あたり。特に暗黒色を帯びたドゥーミィな#7は妖怪メタルの本領を発揮といったところでしょう。なお,#9は諸事情によりお蔵入りになりかけた幻の曲です。必ず収められているバラード曲からすると印象は薄いのが残念。普通にいい曲なんですけれど。
 結論としてはやっぱりどこか物足りない。激情的な曲,哀愁漂うメロウな曲が少なかったのが原因かな。ただ,『魔王戴天』という名に相応しい荒ぶる魂の迸りは充分に感じることが出来ました。本来中心となるべき#3にあまり魅力を感じないのが惜しいかな。もっとも,陰陽座の場合はライヴで聴くと印象がまるで変わる曲が多いので,それまで態度を保留しておきたい気もします。

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2007年06月27日

NOCTURNAL RITES / The 8th Sin

スウェーデンの勇者たちが,神話へと姿を変える瞬間…
第八の罪
  • アーチスト: ノクターナル・ライツ
  • 発売元: ビクターエンタテインメント
  • 価格: ¥ 2,520
  • 発売日: 2007/06/16

 スウェーデン産メロディック・パワー・メタル・バンドの8thアルバム。
 初期のメロディック・スピード・メタル然とした作品も好きだったんだけど,4th以降に確立されたヘヴィでソリッドな正統派ヘヴィメタルとしての彼らも素敵。むしろ,こっちのスタイルに慣れてしまった所為で初期のアルバムを聴いても多少の違和感を覚えます。でも,日本だと初期作品のほうが人気が高いんだよね。確かにあのメロディアスな雰囲気は鮮烈だったけれど,個人的には現在のスタイルのほうに魅力を感じます。初期作品の印象に固執して,現在の作品を聴かないというのはあまりにも惜しすぎます。
 この作品では特に前半の曲の盛り上がりが好き。特にヘヴィなギターリフに印象的なメロディを持ったオープニングナンバー#1はいかにもNOCTURNAL RITESといった感じの名曲だと思います。Jonny Lindqvistの情熱的な歌唱がたまらない。その魅力が全面に押し出されているのが#2。バラードナンバーの#9は慟哭の一曲。感情を押し殺すような切ないメロディにピアノのイントロが映えます。いや,本当にいい曲だ。インストゥルメンタルの#12はこの作品をしめるに相応しい曲。エンドロールの役割を果たしています。
 というわけで,充分に楽しむことが出来ました。本当にいい作品だと思います。

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posted by 森山 樹 at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想

2007年06月20日

AMORPHIS / ECLIPSE

これは『Tales From The Thousand Lakes』『Elegy』を超える「傑作」と呼ぶにふさわしい…。
慟哭と激情を伴う最強の叙情ヘヴィメタルを提示する驚異の新作,完成!!
エクリプス
エクリプス
  • アーチスト: アモルフィス
  • 発売元: ビクターエンタテインメント
  • 価格: ¥ 2,394
  • 発売日: 2006/06/28

 フィンランド産メロディック・デス・メタル・バンドの7thアルバム。
 AMORPHISはこれが初体験。典型的なメロデスかと思っていたんだけれども,まったくそんなことはありませんでした。確かに要所要所でTomi Joustenのデス・ヴォイスも聴けるんだけど,情感溢れるノーマル・ヴォイスのほうが印象に残ります。フィンランドの叙事詩カレワラを題材に採っているだけに,いかにも北欧系という麗しい旋律の中に民族音楽のメランコリックな響きを感じることが出来ます。とにかく徹頭徹尾好みなのよ。今まで聴いてこなかったを心底悔やむくらいに。
 どこか中東的なイントロの#1から#11まで一気に聞き込んでしまうんだけど,特に#2,3,4,5の流れは最高。帯タタキどおりに慟哭と激情を存分に味わうことが出来ます。とりわけ静謐から激情へ劇的な展開を見せる#5はこの作品中一番お気に入りの曲。また,中間のピアノの美しい旋律が魅力の#2やあまりにも民族音楽らしさが如実に現れている#9なんかもたまりません。#4も格好いいなあ。あんまり好きな表現ではないんだけれども,敢えて捨て曲無しと言いきってしまいたくなってしまいます。
 AMORPHISには他にもカレワラを題材に採った作品が幾つかあるようです。「TUONELA」なんてまさにそのままのタイトルですし。可能であれば音源を入手して聴いてみようと思います。
 LOUDPARK'07にAMORPHISは参加するんですよね。是非ともライヴで聴いてみたいなあ……。

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2007年06月18日

MEGADETH / UNITED ABOMINATIONS

腐敗した世の中に狂乱の旋律が響き渡る…
ユナイテッド・アボミネイションズ
ユナイテッド・アボミネイションズ
  • アーチスト: メガデス
  • 発売元: ロードランナー・ジャパン
  • 価格: ¥ 2,548
  • 発売日: 2007/05/09

 アメリカ産スラッシュ・メタル・バンドの11thアルバム。再結成後では2枚目のアルバムとなります。
 MEGADETHをまともに聴くのって久しぶり。多分「RISK」以来になるのだろうか。もともとスラッシュ・メタルって苦手で,友人から借りた初期の作品も性には合っていなかったんだけど,自腹切って買った「RISK」があんまりな感じだったので,それ以来MEGADETHを聴くことはありませんでした。しかし,何気なく聴いたデモに惹かれるものを感じて購入したこの「UNITED ABOMINATIOINS」は結構いい感じ。自分の嗜好が昔とは少し変わったのかなとも思います。
 個人的に惹かれるのは序盤の#1,2,3,4。特に#2はスリリングで憂いを帯びたギターリフがもろに好み。#1のMEGADETHらしからぬ叙情的なイントロには何事かと思ったけれども,疾走感と力強さに溢れた,素直に格好いいと思える曲です。鋭角的なギターリフも素敵。#8はかつての曲をリメイクしたものらしいですが,参加している女性ヴォーカルはLACUNA COILのCristina Scabbiaだとか。もちろん元曲は聴いたことがないわけですが,劇的で好みなのでオリジナルに当たってみるのもいいかもしれません。
 自分が持っていたMEGADETHの印象を覆した一枚となりました。機会があれば過去の作品を聴いてみようと思います。まずは改めて「RUST IN PEACE」を聴くべきでしょうかね。
ところでDave Mustaineの手による歌詞は読ませてくれます。凡百の作詞家とは一線を画す内容ですね。これも今回改めて思い知ったことかも。

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2007年06月13日

KAMELOT / GHOST OPERA

“想像”しえない“創造”を続ける濃縮された英知の集大成!!
荘厳さを突き詰めた幽玄なる調べと構築美を呈示し降臨する!!
ゴースト・オペラ
ゴースト・オペラ
  • アーチスト: キャメロット
  • 発売元: キングレコード
  • 価格: ¥ 2,600
  • 発売日: 2007/06/06

 アメリカ産メロディック・パワー・メタル・バンドの8thアルバム。今作からキーボード奏者として,前回のツアー・メンバーだったOliver Palotaiが加入しています。
 ジャケットからも醸し出されるような影を帯びた劇的な,いかにもKAMELOTらしい作品に仕上がっています。初めて聴いたときこそ,期待の度合いに反していささか拍子抜けな感じだったことは否めないけれども,何度も聞き込むうちに心に染みてきました。前作「THE BLACK HALO」もそういえばそんな感じだったかも。その「THE BLACK HALO」やその更に前作の「EPICA」とは異なりコンセプトアルバムではありませんが,作品の基調には統一感があります。
それにしても相変わらずアメリカらしさを感じないバンドだよなあ。
 今作でお気に入りはどこか和的な雰囲気さえも感じる#6や疾走感とキャッチーさを併せ持つ#9あたり。Kahnのヴォーカルが炸裂するバラード曲#10も雰囲気があっていい。アルバムの末尾をかざる#11もいかにもKAMELOTらしさに溢れた曲。
 概ね存分に満足のいく作品ではあるんだけど,惜しむらくは“Center Of The Universe”や“Soul Society”級の超絶キラーチューンに欠けるということ。おかげでいささか印象が薄くなってしまっているのが残念です。画竜点睛を欠いたかなあ,と。もっとも,並の画竜で終わってはいないのですけれども。

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2007年06月03日

GRAVE DIGGER / LIBERTY OR DEATH

栄光の彼方に真の勇者の姿を見る!!
ジャーマン・メタルの雄,グレイヴ・ディガーの13thアルバムここに完成! 戦争と平和,そして自由をテーマに繰り広げられる驚愕のサウンドはさらに力強く,熱く燃えさかる!!
リバティー・オア・デス
  • アーチスト: グレイヴ・ディガー
  • 発売元: 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • 価格: ¥ 2,573
  • 発売日: 2007/04/25
 
 ドイツ産ジャーマン・メタル・バンドの13thアルバム。
 全編に渡って「戦争と平和」という主題で綴られるコンセプト・アルバム。重い主題に相応しいGRAVE DIGGERらしい重厚なサウンドが魅力的です。Chris Boltendahlの力強いヴォーカルは戦争に対する怒りの叫びとなり心を打たれます。ハイトーン・ヴォーカルともデスヴォイスとも異なる,まさにこれがヘヴィ・メタルに相応しいヴォーカルだ! って,感じです。本当に格好いい。
 聴きながら思わずLiberty or Deathと口ずさんでしまう#1が一番のお気に入り。Chris Boltendahlの歌声にどこか絶望的なものを感じてしまいます。#8もいいですね。こっちもIn The Shadowlandと口ずさんでしまいます。中盤のManni Schmidtのギターソロも格好いいです。
 熱くて重い,ジャーマン・メタルを冠するに相応しい一枚だと思います。GRAVE DIGGERを聴いたのは久々だったけど,やっぱりジャーマン・メタルって大好きです。

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2007年05月23日

TWILIGHTNING / DELIRIUM VEIL

フィンランド発スパインファーム・レーベルより期待の新星トワイライトニング遂にデビュー!!
疾走感溢れるメロディック・パワー・メタル・サウンドは21世紀を担うアビリティ,
そしてムーヴメントを作り出そうとしている!!
デリリウム・ヴェイル
デリリウム・ヴェイル
  • アーチスト: トワイライトニング
  • 発売元: ユニバーサルインターナショナル
  • 価格: ¥ 2,421
  • 発売日: 2003/08/21

 2003年発表のフィンランド産メロディック・パワー・メタル・バンドの1stアルバム。
 北欧メタル特有の美しいメロディラインが印象的。そんなに疾走感があるわけじゃなくって,むしろどちらかというとミドルテンポの曲が多め。最近の北欧系HMバンドからの影響というよりも,むしろ80年代に活躍した(再結成したけど)EUROPEの直系的なものを感じます。Heikki Poyhiaの爽やかなハイトーン・ヴォーカルには華やかな存在感があります。あー,結構好きだわ。
 お気に入りの曲は#2,#3,#5,#11あたり。特にボーナストラックとはいえ,#11は一番好きな曲。#2なんかまんまEUROPEと言われてもおかしくないような。#6は唯一のバラード曲。北欧叙情系の真骨頂とも言える美しくメランコリックな曲に仕上がっています。アルバムタイトルにもなっている#4は疾走感と劇的な展開が魅力。格好いいです。
 このままの作風を続けて欲しかったんだけど,これから先のTWILIGHTNINGはHMというよりもHRにより傾倒してしまうらしいのが残念。最新作も発表されたことだし,一応は聴いて見ることにしようかなあ。

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2007年05月22日

DARK TRANQUILLITY / FICTION

イン・フレイムスと並びメロディック・メタルの最高峰と称されるダーク・トランキュリティ。
2年振りとなる8thアルバム登場!
フィクション
  • アーチスト: ダーク・トランキュリティ
  • 発売元: トイズファクトリー
  • 価格: ¥ 2,600
  • 発売日: 2007/05/02

 スウェーデン産メロディック・デス・メタル・バンドの8thアルバム。
 これといってすごく好きな曲があるわけではないんだけれど,一枚を通して聴くといい作品だなと思うのが,これまでのDARK TRANQUILLITYでしたが,今作もまさに同様の感想。相変わらずのMikael Stanneのデス・ヴォイスとMartin Brandstromのメランコリックなキーボードが魅力的です。ちなみに#10ではTHEATRE OF TRAGEDYのNell Siglandが参加しており,その美しい歌声を披露しております。
 好きな曲を敢えて選べば,#3や#8,#10あたり。どちらかというとハイテンポな曲のほうに惹かれる傾向があるようです。ミドルテンポの曲だとMikael Stanneのクリーンヴォイスも味わえる#9も好き。同じような曲が多かった前作“CHARACTER”に比べて,多彩な趣向の曲が楽しめます。
 バンドの印象同様に地味なんだけど,安定感のあるメロディック・デス・メタルの教科書のような作品だと思います。DARK TRANQUILLITYとしても,ひとつの集大成的な作品となったのではないでしょうか。

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2007年05月20日

WITHIN TEMPTATION / THE HEART OF EVERYTHING

天空から舞い降りるシンフォニック・アフロディーテ
豊かな声域を持つ妖精,シャロン率いるウィズイン・テンプテーションによる全世界待望のニュー・アルバム完成!
壮大なスケールで鳴り響くシンフォニック・サウンドに絡む天使の歌声,聴く者全てを魅了する至宝の作品をここに……!
ザ・ハート・オブ・エヴリシング
ザ・ハート・オブ・エヴリシング
  • アーチスト: ウィズイン・テンプテーション
  • 発売元: ロードランナー・ジャパン
  • 価格: ¥ 2,548
  • 発売日: 2007/04/11

 オランダ産シンフォニック・ゴシック・メタルの4thアルバム。
 基本的に路線は踏襲。Sharon den Adelの麗しい歌声は健在です。#2ではLIFE OF AGONYのKeith Caputoとの美しいデュエットも聴かせてくれます。胸が張り裂けそうな哀愁感に駆られる,このアルバムの中では一番の曲。Sharon den AdelとKeith Caputoの歌声が本当に似つかわしい。荘厳で神性を湛えたコーラスに始める#4も劇的な展開が素敵です。一編の物語を想わせる曲が多いのも特徴でしょう。
 ただ,前作“The Silent Force”で静謐な神秘性はいささか影を薄めてしまったのが残念といえば残念。神の如き美しさだった前作に比べるとどうしても見劣りするものを感じてしまいます。分かりやすい音楽になったことで,その神秘性が薄らいでしまったというべきか。“Stand My Ground”や“See Who I Am”ほど衝撃を受けた曲にも欠けています。全体的にまとまりのある極めて質の高い,凡百のゴシックメタルバンドでは届かない場所にいるバンドであり,それに相応しい作品であるといえます。ただ,自分がWITHIN TEMPTATIONに求める高みはもっと上なのかな。
 7月に予定されている来日公演は是非行きたいですね。直接,Sharon den Adelの美しい歌声を耳にしたいものです。

Track List
posted by 森山 樹 at 09:07| Comment(0) | TrackBack(1) | 感想

2007年05月17日

MANOWAR / GODS OF WAR

ゴッズ・オヴ・ウォー
  • アーチスト: マノウォー
  • 発売元: マーキー・インコーポレイティドビクター
  • 価格: ¥ 2,600
  • 発売日: 2007/04/25

 アメリカ産正統派HMバンドの10thアルバム。
 北欧神話から材を採ったコンセプトアルバムの第一作目に位置づけられるというのが,このアルバムの解説ですが,少なくともこの作品を聞く限りでは先行きが非常に不安。過剰なナレーションとクワイアばかりが目立ってしまって,肝心の音楽が印象に残らないのが困りもの。コンセプトアルバムという側面はあるにせよ,それを重視することで音楽を疎かにしては意味がないでしょう。
 決して曲が嫌いなわけではなくって,例えば#3とか#5なんて疾走系のナンバーはお気に入り。#5は冒頭のナレーションが不要だけど。せめて,別トラックにして欲しかったな。それにしても,気分が昂揚したときに必ずナレーションが入って意気が下がってしまうのは,自らの手で楽曲の魅力を損ねているように思えて仕方がありません。通して聞くとうんざりとさえしてしまいます。インストゥルメンタル分も過剰。少なくとも,MANOWARに求めている音楽はこれじゃありません。期待はずれの作品でした。
 なお,音源に付属のブックレットは全てルーン文字で書かれていて,全く読めません。一応,対照表はついてるんだけどな。これはこれで如何にも北欧神話モチーフというのが出ていていいかも。国内盤にはきちんと英訳と邦訳が掲載されたブックレットがついてるわけだし。

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posted by 森山 樹 at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想

2007年05月13日

DARK MOOR/TAROT

タロット
  • アーチスト: ダーク・ムーア
  • 発売元: マーキー・インコーポレイティドビクター
  • 価格: ¥ 2,600
  • 発売日: 2007/02/21

 スペイン産シンフォニック・メタルの6thアルバム。
 タロットを材に取ったコンセプトアルバムになっており,曲のタイトルは全て大アルカナの名前が付けられています。これによって主題は明確となり,曲の個性化に成功していると言えるでしょう。コーラス分が多めで,疾走感もそれなりにあり,個人的に好きな類の作品であります。大仰なまでのクサいメロディがたまりません。露骨なまでにクラシックのフレーズを借用してきた#10は出だしを初めて聞いたとき,思わず脱力しかけましたけれども。恥ずかしげもなくベートーベンの“運命”と“月光”を持ってくるセンスがすごい。そして,それを巧みに構成する実力も素晴らしい。思わず失笑さえ漏らしてしまいますが,気分が昂揚してくるのも事実。
 どれもそれぞれ充実した個性的な作品群となっていますが,その中でも敢えて好きな曲を挙げるならば,抒情的かつ劇的な展開を見せる#6とどこか北欧的なメロディとAlfred Romeroのメロウな歌声が魅力の#8の二つです。あー,でも重厚なコーラスとデス・ヴォイスを絡めた#5も如何にもパワーメタル然とした曲で好きです。ボーナストラックは悪かないけど,蛇足だったように気が。こちらはまんまモーツァルトの“トルコ行進曲”です。
 同時に買ってきた某アルバムの出来があんまりだったせいもあって,自分の中で相対的に高い評価となっていることも決して否めませんが,それを差し引いても自分好みの満足のいく作品でした。

Track List
posted by 森山 樹 at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想