普段は買わない雑誌ですが,特集が「ヘヴィ・メタルのススメ」ということで購入。特集とは言っても,14頁程度の記事なので,それ程読み応えがあるわけではないのが残念。ちなみに文章を書いているのは奥村裕司や山崎智之など,かつてBURRN!誌の編集に携わっていた人物の名前が見受けられます。結局,この業界も極めて狭いということなのでしょう。
内容としては,まあこんなものかなという印象。個別に取り上げられているバンドがRATT,GRAND MAGUS,ダイスケはん(マキシマム・ザ・ホルモン),LIGHT BRINGERという渾沌たる面々。というか,どのバンドも聴いたことがありません。ただ,概ね’80HMから現代の国内HM界に至るまで,それなりに比重の均衡のとれた記事になっているように思います。このあたりは偏狭な編集方針を堅持するBURRN!誌にうんざりする身としてはそれなりに新鮮です。ちなみに“嬢メタル”も少しだけ取り上げられていたり。ゴシック・メタルやシンフォニック・メタル系の記事が全くなかったのは残念ですが,普遍的な記事にしようと思えば,仕方がないところかもしれません。もう少し記事の量が多くても良かったように思いますが,それなりに楽しめました。総合音楽雑誌でHMが特集されることで,この分野の音楽の裾野が広がって欲しいと切に願います。というか,HMを特集するのは今回が初めてだったのか。
余談。ダイスケはん(マキシマム・ザ・ホルモン)のお薦めする5枚がなんというか素晴らしい。
・SOMEWHERE FAR BEYOND / BLIND GUARDIAN
・FROM ENSLAVEMENT TO OBLITERATION / NAPALM DEATH
・ANGEL’S CRY / ANGRA
・DEFYING THE RULES / HIBRIA
・CARPE DIEM / HEAVENLY
NAPALM DEATH以外はそのまま自分のお薦めする作品としても使えそうです。そして,LIGHT BRINGERはどうなんでしょうね。一度聴いてみようと思っています。
2010年06月29日
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まあ、強いて言えばNAPALM DEATHか…(´・ω・`)
マキシマム・ザ・ホルモンは実は聴いたことがなかったり。
BLIND GUARDIANやANGRAはともかくHIBRIAやHEAVENLYは
この手の企画で初めて選ばれているの観た気がします
つーか、他の色んなバンドを差し置いてその二つって色んな意味で凄い。
他に選ぶべきバンドはなかったのかという感じですね。
いや,どちらも好きなバンドではあるのですが。