2010年03月07日

TO THE METAL / GAMMA RAY

〈2010年感想 4枚目〉
唯一無二の存在,20周年を飾る10作目のマスターピース!
トゥ・ザ・メタル
トゥ・ザ・メタル
  • アーチスト: ガンマ・レイ
  • 発売元: ビクターエンタテインメント
  • 価格: ¥ 2,625
  • 発売日: 2010/02/17

01. EMPATY
02. ALL YOU NEED TO KNOW
03. TIME TO LIVE
04. TO THE METAL
05. RISE
06. MOTHER ANGEL
07. SHINE FOREVER
08. DEADLANDS
09. CHASING SHADOWS
10. NO NEED TO CRY
11. ONE LIFE(Bonus Track)
12. WANNABEES(Bonus Track)

 ドイツ産メロディック・パワー・メタル・バンドの記念すべき10thアルバム。結成20周年の記念碑的な作品でもあります。なお,#2にはKai HansenのHELLOWEEN時代の盟友Michael Kiskeが参加しています。

 ジャーマン・メタルの重鎮として,最早伝統芸ともいうべき音楽性は健在です。どの曲を聴いてもGAMMA RAYと分かるのが素敵。新鮮味はあまり感じないけれども,如何にもGAMMA RAYならではの安心感に溢れる作品に仕上がっています。Kai Hansenが好きな音楽を好きなように楽しんでいる感じがいいのではないでしょうか。JUDAS PRIESTの露骨な影響は流石に目に余る気がするけれど,それも含めて実にいつものGAMMA RAYです。作品名も含めてKai Hansenのヘヴィメタルという音楽への愛情が良く伝わってくるのが嬉しい。Voとしては悪い意味でいつも通りだけれど,それが最早GAMMA RAYの魅力の一つに思えてしまいます。ただ,Michael Kiskeが参加している#2を聴くとVoの如何ともしがたい差を感じてしまうのは仕方がないことなのでしょうか。尤も,Kai HansenがVoを務めないGAMMA RAYというのも最早想像は出来ないけれども。そして,いつもながらDan ZimmermannのDrが素敵に好み。格好いいなあ。

 お気に入りの曲はやはり#2。ジャーマン・メタルのお手本のような疾走曲。Michael Kiskeが格好いい。同じく疾走曲の#5も印象的。一聴しただけでGAMMA RAYと分かる様式美に満ちています。劇的な#9もジャーマン・メタルとしての典型的な曲。この辺りはGAMMA RAYのジャーマン・メタルの始祖としての誇りを感じます。#4はJUDAS PRIESTの某曲を露骨に想起させる曲ですが,ヘヴィメタルへの彼らの想いが伝わってきます。開幕を告げる#1は妖しげな旋律が魅力的。これまでにはなかった雰囲気を漂わせています。静かな印象の#1から疾走感に溢れる#2への繋がりは定型的だけれど実に良い。

 安心して聴けるいつものGAMMA RAY作品です。目新しさには欠けますが,その分安定感があるのが嬉しいところ。どの曲も如何にもライヴで映えそうな曲ばかりです。来月に予定されているRAGEを従えての日本公演は是非とも参加したく思います。大変に聴き易い,GAMMA RAYを初めて聴く人にもお勧めできる作品に仕上がったのではないでしょうか。

 余談。アートワークがいつものことながら酷過ぎる苦笑ものの出来となっています。ふたつ用意されているのですが,ふたつともダメなのが泣けます。この辺りもGAMMA RAYらしいと言えばGAMMA RAYなのですけれど。
posted by 森山 樹 at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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