2010年01月31日

CARPE DIEM / HEAVENLY

〈2010年感想 2枚目〉
時代と精神を継承し,新たなる伝説を創り出す,
天界より召されし五人の戦士たち!
カーペ・ディエム
カーペ・ディエム
  • アーチスト: ヘヴンリー
  • 発売元: マーキー・インコーポレイティド
  • 価格: ¥ 2,700
  • 発売日: 2009/12/16

01. Carpe diem
02. Lost in your eyes
03. Farewell
04. Fullmoon
05. A better me
06. Ashen paradise
07. The face of truth
08. Ode to joy
09. Save our souls
10. Playtime(Bonus Track)

 フランス産メロディック・パワー・メタル・バンドの5thアルバム。よく考えたらHEAVENLYの作品を聴くのは今回が初めてかもしれません。少なくとも前作は聴いていない筈。

 如何にもな美旋律が心地よい作品です。陽性な音楽が非常に聴き易く,劇的な展開も楽しいものがあります。しかし,露骨にジャーマン・メタル志向には些か苦笑気味。特にGAMMA RAYやHELLOWEENからの影響を如実に感じます。言うなれば,一昔前のジャーマン・メタルといった印象。但し,それは悪い方向に左右しているわけではなく,寧ろこういった音楽を愛する自分のような人間の嗜好を的確に刺激してくれます。VoのBen Sottoの高音域での線の細さは若干気になりますが,まあそれ程悪くはない感じ。ハイ・トーン・ヴォーカル+HELLOWEENということで,往年のSTRATOVARIUSにもよく似た感じがあります。正統進化したSTRATOVARIUSと言うには少し言い過ぎな感もありますけれど。初めてHEAVENLYの音楽を聴くのに何処か懐かしい郷愁感を覚えるのはその為かもしれません。思った程には疾走感はないけれど,全く気になりません。豊富な起伏さから生じる快感がたまらない。

 お気に入り曲はまんまGAMMA RAYな#6とまんまHELLOWEENな#8。但し,現在のGAMMA RAYやHELLOWEENには失われた音楽性であるのもまた事実。彼らが新境地を開拓する中で置いてきたものを丹念に洗練させている印象があります。メタル・オペラ風味の出だしが魅力の#1も割とお気に入り。曲調は多彩ですが,独創性に欠けるのが少し残念か。それでも,どの曲も充実しており,聴かせてくれます。此処まで愚直なメロディック・パワー・メタルを邁進するバンドは今や貴重な存在ではないかしら。

 期待に背かぬ素敵な作品でした。自分がGAMMA RAYやHELLOWEENに求めていたものを想い起こさせてくれる音楽性は素直に好み。もう少し,独自色を強めてくれれば,尚魅力的になるように思います。少なくとも今後とも聴き続けていこうという気にさせてくれる作品でした。来日公演が実現すれば是非参加したいものです。

 余談。煽情的なアートワークも大変魅力的です。KAMELOTのアートワークを担当していた人によるものみたいですね。
posted by 森山 樹 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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