2009年09月06日

POLARIS / STRATOVARIUS

〈2009年感想 6枚目〉
暗黒の空に北極星は輝く。
ポラリス
ポラリス
  • アーチスト: ストラトヴァリウス
  • 発売元: ビクターエンタテインメント
  • 価格: ¥ 2,625
  • 発売日: 2009/05/20

01. Deep Unknown
02. Falling Star
03. King Of Nothing
04. Second Sight (Bonus Track)
05. Blind
06. Winter Skies
07. Forever Is Today
08. Higher We Go
09. Somehow Precious
10. Emancipation Suite : I Dusk
11. Emancipation Suite : II Down
12. When Mountains Fall

 フィンランド産メロディック・メタル・バンドの12thアルバム。Timo Tolki脱退後,そして,BのLauri PorraとGのMatias Kupiainen加入後初の作品でもあります。ひとまずは半分諦め掛けていたSTRATOVARIUS名義での新譜発表に感謝を捧げます。
 これまで殆どの作曲を手掛けていたTimo Tolkiが去った為に,独特の哀愁は影を潜めている感はありますが,これはこれで悪くないかも。少なくとも全く方向性が見出せなかった前作に比べれば,遙かにSTRATOVARIUSらしさが戻ってきています。正直なところ,まるで期待していなかっただけに,これは本当に嬉しい誤算。結局,STRATOVARIUSとしての音楽性はTimo Tolkiひとりのものではなく,Jens JohanssonやTimo Kotipelt,Jorg Michaelらにも十分に浸透していたということなのでしょう。流石に過去の名作と並べるには酷かとも思いますが,それでも嘗ての路線への回帰を試みる意図が見えるのは嬉しい。確かに物足りなさも感じます。作曲が固定されていないことによる散漫さも気にはなるところ。それでも,STRATOVARIUSが復活した,そして以前に及ばずともそれ程見劣りはしない作品を提示してくれただけで満足です。そして,やっぱりTimo Kotipeltのハイトーン・ヴォーカルは大変格好良い。
 お気に入りは疾走感に溢れた#1,#5,#7や嘗ての名バラード“Forever”を彷彿とさせる#12あたり。#8の湿り気に満ちた旋律は如何にもSTRATOVARIOUSといった感じ。この辺りはライヴで映えそうな感じがあります。また,組曲となる#10と#11も悪くないです。愁いの籠ったバラード曲#9も好き。全般的に飛び抜けて素晴らしいという曲には欠けますが,その代わりに安定した水準の曲ばかりということが言えます。
 少なくとも今後の更なる活躍に期待を持たせる出来の作品でした。この場にTimo Tolkiの姿がないのは残念ですが,それは言っても詮無きこと。あるいは彼の率いるREVOLUTION RENAISSANCEと合わせて嘗てのSTRATOVARIUSの血を受け継ぐバンドがふたつ存在することを祝うべきなのかもしれません。
 余談。ジャケットは格好いいんだけど,直ぐに傷が付いてしまうのが困りもの。デジパックってあまり好きじゃないんですよね。
posted by 森山 樹 at 19:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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