2009年06月09日

THE 13TH FLOOR / SIRENIA

〈2009年感想 3枚目〉
禁断の階層で繰り広げられる,儚くも妖艶な歌劇に誰もが酔いしれる……
サーティーンス・フロア
サーティーンス・フロア
  • アーチスト: シレニア
  • 発売元: マーキー・インコーポレイティド
  • 価格: ¥ 2,700
  • 発売日: 2009/04/22

01. THE PATH TO DECAY
02. LOST IN LIFE
03. THE MIND MAELSTROM
04. THE SEVENTH SUMMER
05. BEYOND LIFE’S SCENARY
06. THE LUCID DOOR
07. LED ASTRAY
08. WINTERBORN 77
09. SIRENS OF THE SEVEN SEAS
10. THE PATH TO DEACY (RADIO MIX)
11. THE MIND MAELSTROM (INSTRUMENTAL)
12. WINTERBORN 77 (INSTRUMENTAL)

 ノルウェー産ゴシック・メタル・バンドの4thアルバムにして,日本デビュー作品。元TRISTANIAのMorten Velandを中心としたプロジェクトのようです。ライナーからもバンドメンバーが目まぐるしく変わる様子が窺えます。VoのAilynだけは正規メンバーですが,彼女も本作からの参加です。ちなみに前歴はアイドル・シンガーみたい。
 基本的にキャッチーさを備えた正統派のゴシック・メタル。ピアノやストリングス,クワイア,デス・ヴォイスなど重層的でありながら,あまり重さを感じさせません。Ailynの素人っぽさも残した甘く可憐な歌声が哀愁を帯びた暗黒世界観によく合っています。壮麗で劇的な展開が魅力的ではありますが,案外大仰過ぎず適度な按配が好み。ただ,プログラミングを多用している弊害か,妙に迫力に欠ける印象があるのは残念。楽曲の完成度は極めて上質に思えます。作曲・作詞の全てを手掛けるMorten Velandの才能によるものでしょう。
 お気に入りの曲はAilynの甘い歌声がたまらない#2や麗しい展開が魅力の#6。ただし,基本的にはAilynの魅力を上手く引き出した楽曲ばかりです。印象的なストリングスから始まる#9は海の魔女セイレーンに心奪われた男(ギリシア神話のオデュッセウス?)を歌った曲。案外,Morten Veland自身のVoも悪くないです。劇的な展開も大変に好み。本作でも特に好きな楽曲のひとつですね。
 北欧系ゴシック・メタル・バンドの中でも特に音楽性は好みなので今後の活躍に期待します。過去作も聴いてみたいのだけど,輸入盤しかないのが残念。また,Voを始めとしたメンバーがMorten Veland以外全員違うのも気がかりです。といっても,音楽性はあまり変わらないのだろうけれど。
posted by 森山 樹 at 06:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 感想
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